【映画の感想】劇場版 BLAME!

BLAME!とは1997年から2003年に月刊アフタヌーンで連載していたSF漫画である。
私はBLAME!がめちゃくちゃ大好きだったのでNetflixでお試し30日無料で観られると知っていても
大画面と来場特典のフィギュアのために新宿ピカデリーまで行って来た。

開始数秒でもう劇場来て良かったと思った。
もらったフィギュアもシボだったし!

走る電基漁師達…
造換塔…
そして駆除系!

不気味な造形はしてるけど漫画では怖いなんて思ったことは一切無かったが
これがアニメになって動くだけでこんなに怖いなんて!

すごい速い。ヤバい。こんなんに集団で襲われたらもう絶対死ぬ。
電基漁師達の絶望感が伝わってくる。
ここでキリイ出てくるんだろうなあと思っててもドキドキする。


キリイ全然喋らないって聞いてたから逆に結構喋るな!って思いましたw
キリイは殆ど原作と変わらないけどセリフがたどたどしくて
もうずっと孤独に旅を続けてきて喋り方忘れてる感じが出ててすごく良かった。

今回一番変わったのはやっぱりづるかな。


目が二倍位になりましたね?
すごく今風のかわいい女の子になってたけどお風呂入ってないから臭いんだろうなって。
閉鎖的な村にいる女の子が外から来た刺激的な旅人に一時の淡い恋心を抱くような
普通の人間味あるストーリーがハードSFの裏で展開されているのはづるのお陰だね。

原作ファン的にはシャキサクが擬音から品名に格上げされていたのが感動。

キリイは水とかなくても食べちゃいそう。
そんで一口齧って3年位それだけで動けそう。

そして私がBLAME!で一番好きなシボさん。
映画になってもほんっとかわいい!

デザインも原作初期の背の高いデザインに近くてたまらないですね。
足音のコツコツだけでめっちゃ興奮する!
新デザインの一番カッコイイポイント脊椎補強器がすごく萌える。

ほんと大好き。
エピローグでは新しい村にシボはいないようだったので
キリイを追いかけて行ったに違いない。

本当に素晴らしい出来の映画だったけれど
サナカンは残念というか…私の中のBLAME!の世界観が一度崩壊を起こしたというか

発音!!!
そうなの!?マジで!!?
これが公式見解なんですかっ!?

二瓶先生が全面的に監修しているからやっぱりそうなんだろうけど
すっごいショックだったw

あとはすごく長い通路とかあるんだけど
無限に続く都市構造物の無限感が漫画の方が出てたなあって位かな。
映画は舞台が限られるのでダンジョンの中みたいな感じで
遥か彼方無限に続くって感じがあまり無かった。
メガストラクチャーもでてこなかったしね。
その辺は続編でも作ってくれないかなあと期待してしまう。
珪素生物も動くところ観たいし!!

映画観た後に原作を再読したり考察や感想を色々ググっていたんですが
珪素生物って基本男女一対で行動してるって設定らしくて
じゃあやっぱりダフィネルリンベガってメスだったのか!?というのが結構衝撃でしたね。
学園でセーラー服着てたのはネタじゃなくて本当にメスだったのかという。

最後に私は二瓶先生にサインをいただいたことがあるぞっていう自慢をしておく。
これマジ宝物。家宝。